「チェンジリング」

今日、見てきました。
アンジェリーナ・ジョリーの「チェンジリング」。
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1920年代のロサンジェルスが舞台です。
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クリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)の息子ウォルターが行方不明になり、
5ヶ月後に警察が見つけてきた子供は、息子とは違う子供だった。
だけど警察は、この子があなたの子供に間違いないと言うし、
子供もウォルターと名乗る。
だけれども、絶対にその子は息子ではない。

そりゃそうだよねえ、母親が子供を間違えるわけがない。
たとえ何ヶ月、何年離れていたとしても。

この子は息子ではない、と主張するクリスティンを、
ロス市警は精神病院に入れちゃうのよ。
このロス市警というところがまた、腐敗しまくってるんですわ。
戦前の日本の警察に勝るとも劣らない横暴ぶりです。

このへんまでが予告編で明らかにされていて、
で、どうなるの??と強い興味を惹かれて、見てきたんですが、
ここからあとが長くて、奥の深いドラマでした。

思いもかけない凶悪犯罪が明らかになったり、
ロス市警の横暴を裁判に訴えたり、
話は二転三転しながら、
最後まで息子が生きていると信じるクリスティンの姿に、
最後は涙せずにはいられませんでした。

これが実話だっていうんだから、驚きです。

アンジェリーナ・ジョリー、はまり役です。
赤いルージュが強烈でしたけど、
母は強し、って感じがよく出てる。
私生活でもこんな感じの人なのかな?
実子、養子あわせて、たくさんの子供がいるんでしたよね。

もしこれが自分の身に起こったら、と考えると・・・
う〜ん、子供を一人家に置いて仕事に行ったりしては絶対にいけないわ、と強く思ったのでした。
by powderblueY | 2009-03-04 23:04 | 映画 | Comments(2)
Commented by ななせ at 2009-03-04 23:49 x
こんばんは。「チェンジリング」私も先日観てきました、長時間でしたがドラマティックなお話の展開に時間はあっと云う間に過ぎた感じです。
オスカーは逃したけど、アンジーの演技は素晴らしかったですよね、母である彼女の演技はリアルで見応えたっぷり。
でも…当時のLA警察ってあんなに腐敗しきっていたのか?と云う驚きと腹立たしさにイライラ。アンジー演じる主人公が自分の子供の行方不明の事件がそれまで腐りきっていた、LA警察の化けの皮を剥ぎ、多くの人を救う。結局、愛する息子を生涯探し続ける彼女は「希望」を捨てなかった。「希望」を持つと云う事にも共感。それにしても、これが実話なんてせつない気持ちでいっぱいになりました(泣)
Commented by powderblueY at 2009-03-05 23:03
ななせさんもごらんになりましたか。
ななせさんの的を得たコメントに、「そうそう、こういうことが言いたかったのよ」と目から鱗の気分でした。舌足らずでスミマセン。
感動作でしたよね。LA警察の署長には本当にいらいらさせられて胃に穴があきそうでした。
死刑囚が最後まで本当のことを言わないのも、「希望」を持つことの伏線ですね。それにしても、キリスト教の考えってよくわからないのですが、あんな凶悪犯罪を犯した人でも、最後に懺悔すれば全てが許されて天国に行けると信じているのも、びっくりでした。


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