今日は暑かったですねえ!

日陰では風がさわやかでしたが、
日なたに出ると、もうくらくらするくらい。

まだ梅雨の真っ最中だけど、
こういう天気のいい日は「夏が来た!」って思いますね。

わたしは、夏大好き人間なので、
暑くなってくるとわくわくします。

小学校の頃の夏休みを思い出します。

低学年の頃、宇和島という田舎に住んでいました。
宇和島の中でも、市のはずれのド田舎に住んでいたんです。

夏休みは、午前中に勉強をすませて、
午後は泳ぎに行くのが日課でした。

うちから30分くらい歩いたところに、
子供が泳げる川がありまして、
そこに毎日泳ぎに行っていました。

ちゃんと保護者が交代で監視をしてくれていて、
危険はないのですが、
今思うと、川で泳ぐって、こわいし危ない、って思います。

でも当時はそんなことは全然思わず、
炎天下、麦わら帽子をかぶって、毎日30分歩いていました。
生まれた時代がわかりそうですが、道は舗装されていませんでした。

暑くてほこりっぽい道をあるいていると、
遠くの方が蜃気楼みたいにぼんやりとゆらめいていて、
あそこまで歩くのに、あとどれだけかかるんだろう、
早く冷たい水の中に入りたい、って思ったものです。

水着で川にはいると、端の方には葦(あし)がたくさんはえていて、
今思うと、本当にそんなところで泳ぐの気持ち悪いんですけど、
当時は平気だったんですねえ。
水も茶色く濁っていたような気がするけど。

そしてさんざん泳いで、疲れると、
川から上がって、荷物をまとめて、
今度は学校のプールに泳ぎに行くんです。

これも歩いて30分くらいかかるんです。

また舗装されてない炎天下の道を歩いて、
保護者が交代で監視をしてくれているプールにたどり着き、
夕方5時の終了まで泳ぐんです。

それが毎日の日課でした。

当然、日焼け止めなんて塗らないし、
真っ黒く日焼けしてるのがかっこいい子供時代でした。

家に帰っても、もちろんクーラーもありません。
扇風機が首を振っているだけ。

夜は蚊帳を吊って寝ていました。
妹たちと布団を並べて、蚊帳の中で寝るの、楽しかったなあ。

外で、土から出てきたセミの幼虫をつかまえて、
蚊帳の内側につかまらせておくと、
そのうち背中が割れて、羽化が始まります。
成虫になったばかりのセミは、薄緑色で、半透明。
朝になると、完全に羽が伸びて、立派なセミになっていました。

そんな体験、うちの子供たちはしたことありません。
本やテレビではセミの羽化を見たことがあるけど、
実物は見たことありません。

完全に空調された快適な部屋の中で
宿題が終わると、DSをやっている子供たち。

この子たちが大きくなったら、
夏の心象風景として浮かぶのは、なんでしょうね。



ところで、夕方ご飯の支度をしていたら、
はな子が
「お母さん、空がピンク色だよ。見においでよ」
と呼びに来ました。

見てみると、
夏_c0147790_22414036.jpg

久しぶりの、美しい夕焼けでした。

こういうものを美しいと思える感性、
いつまでも失ってほしくないなあ。
by powderblueY | 2010-06-24 22:42 | 日常 | Comments(0)


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