自転車屋さん

昨日、自転車屋さんに行きました。


わたしの自転車の前輪と、はな子の自転車の後輪が、
どうもパンクしているみたいで、
空気を入れるとその日1日くらいは乗れるのですが、
2〜3日たつと空気が抜けてしまい、
タイヤがぺこぺこになっているのです。


うちから自転車で10分ほど走ったところに、
古くて小さな自転車屋さんがあって、
いつもそこにお世話になっています。
はな子の自転車の補助輪をはずしてもらったり、
スタンドをつけてもらったり、
タイヤの調子の悪い時など、
いつもそこでみてもらってきました。


いつもはおじさん一人でやっている自転車屋さんなのですが、
昨日は、おばさんも一緒に店先でパンクを直していました。


「すみません、こちらの前輪と、こちらの後輪と、
 どちらもパンクしてるようなんですが」

と言うと、おばさんは、わたしの自転車の、タイヤの空気を入れるところの金具をひょいとはずして、

「ああ、ここだね。ほら、ここのゴムに穴があいてるでしょ。
 この金具のゴムに穴があいてると、パンクじゃなくても空気が抜けちゃうんだよ。
 まずはこの金具を替えてあげよう。
 これなら100円だからね。
 これでダメだったら、パンクかもしれないから、修理してあげるよ。
 パンクだと1300円かかるから、もし金具だけで直ったら、ずいぶんお得でしょう」

と言いながら、金具を替えてくれました。


ずいぶん良心的でしょ。
今どき、そんな良心的な商売してたら、やってけないよ〜、と言いたい。


はな子の自転車も見てくれて、

「これは金具のゴムもきれいだから、パンクかもしれないねえ」

と言い、直してくれることになりました。


40分ほどたって、取りに行くと、

「やっぱりパンクだったねえ」

と言い、

「自転車は調子がよくても1年に1回は点検しておいてね。
 もううちは辞めちゃうけど、1年たったら点検するんだよ」

と言うので、びっくりして、

「え? ここやめちゃうんですか!?」

「そう。なにしろこの人もね、」

と、おじさんの方を指し、

「84になったから。もうやめとけば、って言ったのよ」


え〜〜〜〜〜〜〜!?
おじさん、せいぜい70くらいかと思ってたわ。
まだまだ目もよく見えるし、耳も遠くないのね。
手先も器用だし、足腰もしっかりしていて、
そんなお年には全然見えません。
やっぱり一途に仕事を続けてきた人は、若く見えるのねえ。


思わず

「長いことお疲れさまでした」

って言っちゃったわ。


こういう感じの、街に昔からある小さなお店、
どんどんなくなっていきますねえ。
おじさん、おばさん、
今までうちの自転車のめんどうを見てくれて、ありがとう。
by powderblueY | 2011-11-24 22:55 | 日常 | Comments(0)


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