美容室にて その2

美容室に行くと、楽しみにしていることは、
雑誌を読むことです。


美容師さんとべらべらおしゃべりをするのがあまり得意ではないので、
施術の4時間、ずーっと雑誌を読んでいます。


STORYとかPreciousとかね。


そして、この時期の雑誌ですから、
当然、クリスマスのプレゼントとしてチェックしておきたい品物が
多数、掲載されてるわけですわ。


いやあ、ああいう雑誌に掲載する商品を選択する企画・編集の人の目って、
すばらしいですね。
出ている商品、どれも、みごとにツボを突いてます。


というのは、
ページをめくって、その商品を見た瞬間は、
わあっ、素敵、でもお高いわ、ちょっと買えないわ。
って思うわけ。


でも、あまりに素敵なので、
読みすすんでも、気になって、またそのページに戻って、まじまじと見入る。
ん〜、でもやっぱり、わたしにはお高いわ、ちょっと無理ね。
って思うわけ。


でも、やっぱりどーーしても気になって、
またそのページに戻って、細部をよく見るわけ。
もうこの時点で、心をわしづかみにされてるわけよ。
ん〜、本当に素敵。
もちろんお高いけど、あれとあれを倹約して、
バースデーとクリスマスと、2回分のプレゼントだと思えば、どうかな?
ここんとこ忙しかったけど、頑張ったから、
自分へのご褒美だと思って、奮発するのは、どうかな?
って思っちゃうわけ。


そういう絶妙な価格設定、
「お高いんだけど、無理すれば買えないこともない」
っていう素敵な商品ばかりが、ずらりと載っているんですよ、この時期の雑誌は!!


目の毒ですよねえ。
読んだら、負けですよねえ。


もちろんわたしも、髪を切ってもらいながら、
物欲の塊となってました。
髪の毛から物欲が流れ出して、
美容師さんにもうつるんじゃないかと思ったくらいです。


普段は、自分で雑誌を買って読んだりすることはないし、
そういうものを目にすることがなければ、別にほしいとも思わないんですけどね。


普段の生活で、ほしいものといえば、
「キッチン泡ハイターのつけかえ用」とか
「サランラップの22cm幅の50m」とかしか、ないもの。


でも、いったん物欲に火がつくと、
めらめらと火は燃え上がり、燃え移り、
地獄の業火で焼き尽くさないと、おさまらないんですわ。
うう、おそろしい。


さあ、この火のついた物欲、
どうしてくれるのよっ。
by powderblueY | 2011-12-06 22:51 | 日常 | Comments(0)


<< セントレア 美容室にて その1 >>