何度行っても楽しい台湾 8

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それではお出かけです。


お天気が今ひとつなので、サイクリングは次回の課題とし、
今日は午前中は街歩きを楽しむことにしました。


歩いて1分でMRTの南京東路駅。

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先日もお話したとおり、工事中で、ちょっと狭くなっています。
来年行く頃には、東西の路線もつながって、より便利になっているのかな。


悠遊カードを改札にかざして、
「ピッ」と音がして、無事通過です。
台北のMRTはとってもきれいで清潔で、表示もわかりやすいです。

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空はどんよりでしょ。

プラットフォーム(月台=ユエタイといいます)に降りると、
「○○行き、あと1分で到着します」
という表示が出ています。
こんなに時間に正確なのは、日本が統治していた名残なのかしら。

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座席はプラスチックの固い座席。

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日本の地下鉄より、車両の幅が広い気がする。


今日はまず龍山寺に行くことにしたので、
忠孝復興駅で乗り換えです。

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これが、MRTの車内に貼ってあった路線図。
そして下は、るるぶ2009年版に載っていた路線図。

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ざっと見ただけでも、ここ3年で、路線が飛躍的に延びているのがおわかりでしょ。
(わたしたち、まだ2009年版のるるぶを使っているので、
 そろそろ買い替えなくっちゃ)

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龍山寺駅で下車して、改札を出て、駅のお手洗いに行こうとしたら、
外の壁に、こんな表示がありました。

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どのボックスが空いていて、どれがふさがっているかを示す電光掲示です。
おちおち坐っていられないわ。

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トイレはとても清潔で、もちろん紙も備え付けられており、
1つ1つの個室にこんなボタンも。
漢字だけで十分に伝わります。
あ、そうそう、使用済みのトイレットペーパーは、トイレに流してはいけません。
下水の管が非常に細いので、すぐにつまっちゃうんだって。
横にある大きなゴミ箱に捨てます。
ちょっと躊躇しちゃうときもあるよねー。


駅から階段を上がって外に出ると、

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待ちかまえているのは、「お供え物売り」のおばちゃんです。
台湾の人たちはとても信心深く、
お寺にお詣りするときには、必ずお供え物を持って行きます。
ここぞという大事なお願い事のあるときは、お供え物も奮発するようです。
前回行ったとき、「そんなのいらんやろー」と手ぶらで行ったわたしたち。
境内に入って、お供え物のあまりの豪華さに驚き、手ぶらが恥ずかしくなったので、
今回は買っていきました。

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この花かご、50ドル(=145円)です。

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地下駐車場の出入り口にも、こんな立派なものが立っています。

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歩いてすぐ龍山寺。

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入ると、この滝に癒やされます。

滝のそばの小さな門からお寺に入ります。
門をくぐるときは、左足からと決まっているのよん。
そして敷居を踏んではいけません。

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入ると、まずお線香を買います。
7本セットになっていて10ドル(=30円)。
けちらず人数分買いましょう。

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もうこのへんから霊験あらたかな雰囲気に包まれています。
みなさん熱心にお祈りされていて、地面に額をこすりつけている人もいます。


お線香に火をつけて、本殿に向かうと、

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これが龍山寺のご本尊の観音菩薩さまが祀られている本殿。
手前の立派な胡蝶蘭は、全て、お供え物です。
すごいでしょ。
この手前にもお供え物を置く広い広い台があり、
花かごやお菓子や野菜など、いろーんなものであふれていました。


それぞれの神様の前には、大きな香炉があり、
まずそこに1本、お線香をお供えして、お祈りします。
それから神様に向かってお祈りです。


お祈りするときには、自分が誰なのか神様に伝わるように、
住所や名前を唱えてから、お願い事を言うんですってよ(心の中でね)。
そりゃあ神様だって、いきなりお願いだけされても、
誰なのかわからなければ、かなえてあげようがないですからね。


龍山寺の特徴は、仏教の神様だけでなく、
道教の神様も一緒に祀られていることです。
ご本尊へのお詣りがすんだら、右手から奥に回り、
何人もいらっしゃる神様に、それぞれお願いをしていきます。


「文昌帝君」は学問の神様。
ここは子供たちのために、ぜひ念入りにお願いしておかなくては。
「わたしは日本国名古屋市・・・・のジロとはな子の母ですが・・・」


「月下老人」は縁結びの神様。
ここは、わたしにはもう必要ないし、子供たちにはまだ早いかな。


「註生娘娘」は安産と子育ての神様。
ここも一生懸命お祈りしました。


こうしてご本尊の裏をぐるっと全部お願い事をして回ると、
ちょうどお線香が7本、なくなることになります。


さて、お詣りが終わったら、いよいよおみくじです。
これにもルールと手順があるの。
日本みたいにお金を出しておみくじを引くんじゃないのよ。
台湾のおみくじは、神様との真剣なやりとりなんです。


まずは、おみくじを引いていいかどうか、神様にうかがうの。

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この赤いみかんの房みたいなの(神杯というそうです)を2つとって、
お願いをしながら投げます。
表と裏が出れば「おみくじを引いてよろしい」。
裏と裏は「今はおみくじを引く時期ではない」。
表と表は「お願い事自体を考え直してみなさい」。
(違う解釈もあるみたいです)
3回投げる間に、1度でも表と裏の組み合わせが出ればいいのです。

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みんな、真剣。
今回は、幸い、全員表と裏が出たので、
おみくじを引きます。


竹串のようなものを引いて、書いてある数字を覚えておき、
おみくじの入れてある棚から、自分の数字のものを1枚とってきます。
無料なんですよ。


4人とも、大吉、吉、中吉という感じで、まあまあでした。
中国語で書かれていますが、漢字を見ているとなんとなく意味がわかります。
「これ、こういう意味かな?」と想像するのも楽しいです。
おみくじは木の枝に結びつけたりせず、持って帰ります。


龍山寺は、台湾で一番のお寺で、
みんな真剣にお願い事をしに来るので、
その雰囲気を感じるだけでも気が引き締まるし、
お寺関係では、ここがやっぱり必見という気がします。
by powderblueY | 2012-12-05 12:17 | 2012 台北 | Comments(0)


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