何度行っても楽しい台湾 11

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ホテルの部屋に荷物を置いて、ちょっとくつろいだあと、
再びタクシーで出かけます。


台北に来たら必ず行く「鼎泰豐(ディンタイフォン)忠孝店」です。


日本にも何カ所かありますが、
名古屋のタカシマヤに入っているお店に何度か行ったことがありますが、
それはそれなりに美味しいけれど、
台北で食べるのとは全然ちがいます!
やっぱりこちらで食べるのは断然おいしいの。


台北には、本店(永康街)と、地下鉄忠孝敦化駅からすぐの忠孝店とがありますが、
お店の感じは、わたしたちは忠孝店の方が好きです。
どちらも予約はできません。
行って並ぶしかないの。


というわけで、この日もわざと時間をはずして13時半ごろに到着したにもかかわらず、
そして小雨の降る日だったにもかかわらず、
こんなにたくさんの人が並んでました。


初めてだと、並ぶ仕組みもよくわからないと思いますが、
どんなに長く列が伸びていても、
「最後尾こちら」みたいなことが書いてあったとしても、
まずは受付のお姉さんのところに行って、受付番号の書いてある注文票をもらわなきゃだめです。
受付というのは、店の外の小さな机のあるところで、
非常に有能なおねえさんが2人くらいいて、
お客さんをさばいています。


注文票をもらったら、それに書いてある番号が呼ばれるのをひたすら待つだけです。
電光掲示板もあって、呼ばれた番号が出るので、
「中国語で呼ばれたらどうしよう?」なんて心配はありません。
待っている間に、注文したいものを考えて、注文票に数字を書き込んでいきます。


去年の旅行記にも書いたけど、
ここの受付のおねえさんたちの非常に優秀な点は、
お客の国籍を一瞬にして見分けて、その言語でしゃべってくれるというところです。


日本人だと思えば「こんにちは」と言い、受付番号は「J68」というふうに書いてあります。
68番でJapaneseということね。
韓国人には「アンニョンハセヨ」と挨拶し、「K68」というふうに書きます。
中国・台湾の人にはもちろん「ニイハオ」です。
(CとTを区別しているかどうかはわからない。
 でもきっと彼女たちには区別できてると思います)
そして英語圏の人は「A68」と書かれています。


こちらがなにかを話しかける前に、一瞬にして国籍を見抜くので、
一体どこでどうやって見分けているのか聞いてみたいくらいですが、
服装とか、顔立ちとかでわかるんでしょうねえ。
もちろん「欧米かっ」の顔はわかるけど、
JとKの女子なんて、最近はあまり差がないですからねえ。
並んでいる間にじっとお客さんを観察していると、
彼女たちの観察眼の鋭さにびっくりします。


ところが、今回、主人がもらってきた注文票を見て、びっくり!
そこにはなんと「A95」と書かれていたんです。


主人に
「なんでAなのよ? Good afternoon ! とか言ったの?」
と聞いたら、
「いや、ボクの前にいたのが、ものすごくでっかい外人でさ。
 その人の後ろに立って黙ってたら、これを渡されたんだよ」
え〜? あなたどう見ても、英語圏の人には見えませんけど。


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待ち時間に、この「ショウロンポウちゃん」と記念撮影をしたり、
2,3軒隣には、ディンタイフォングッズを売るお店ができていました。


ボールペンとか、ハンカチとか、マグネットとかが売られているの。
はな子はさっそくこれを買ってきました。

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商売上手ねえ。


ここでは結局45分待ちました。
お昼時に行くと、だいたい毎回45分並びます。


さて、番号を呼ばれて、受付のおねえさんのところに行くと、
注文票を見て、その家族に適切な注文の量かどうかをチェックされます。
「多すぎ」とか言われることも。
そして、これでよし、となると、おねえさんは、
口元のマイクで手際よく店内に注文を伝えます。
だから、わたしたちが店内に入り、席に案内されて、よっこらしょと椅子に座ると、
間髪を入れず、ビールとおつまみ系のお料理が出てきました。
この流れるような効率の良さには、毎度驚かされます。

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きゅうりのピリ辛漬けと、

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豆もやし。


そうそう、この最初の料理を持ってきてくれたウェイトレスさんが、
わたしたちの顔を見るなり、注文票をあらためて見直して、
「A」をささっと消して「J」と書き直しました。
さすがっ。


そして、

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小籠包!
ああ、これを食べにわざわざ台北にやって来たのよ〜。
と言いたくなるような・・・
この皮の薄さ。肉汁が透けて見えてます。
針ショウガを乗せてほおばると、
あふれ出す肉汁。しかも熱すぎずやけどしません。
そして中の餡の味・・・これこそ芸術品と言いたいわ。


ん〜〜、やっぱりディンタイフォンは美味しい!!


この他にも、カニみそ小籠包と、腓骨麺と、お肉入り炒飯と、空心菜の炒め物を食べたんだけど、
あまりのおいしさに、写真がひとつもありません。


炒飯は、ここのは海老入りよりも肉入りの方がおいしいです。


小籠包って、決して高級な食べ物ではなく、
庶民が普段食べるものだから、
そこで普通の当たり前のおいしさ、けれども何度来ても決してぶれない、いつも同じおいしさを
提供するのは大変すばらしいことだと思うのよね。


ごちそうさまでした!


4人でたっぷり食べて、5200円ほどでした。
ここは現金のみです。


さて、15時です。
お腹もふくれたし、そろそろあそこに行きましょうか。
まずは地下鉄で1駅、移動しますよ。
by powderblueY | 2012-12-10 15:12 | 2012 台北 | Comments(2)
Commented by sinsetsu at 2012-12-10 22:40 x
パウダーブルーさん、こんばんは。
前回の予告でこれはきっとショウロンポウちゃん!
の予想が当たりました。
私もショウロンポウちゃんとの2ショット撮ってきます!
というわけで今週末から2泊3日で台湾に行ってきます。
毎日、何度行っても楽しい台湾編を楽しくじっくり読ませていただいています。
パウダーブルーさんの台湾ブログのおかげで気分もアゲアゲ(古いですか?)ですっ。
両替は空港ですよね。

地下鉄で1駅移動。次はどちらに行かれたのでしょう。
明日も楽しみにしています。
Commented by powderblueY at 2012-12-11 23:05
sinsetsuさん、今週末、台湾なのですね!!
うわあ、いいなあ、いいなあ、行ってきたばっかりなのに、また行きたいです。
アゲアゲで(古いかも!)楽しんできてくださいね。おいしいもの山ほど食べてくださいね。
ショウロンポウちゃんとの2ショット、楽しみにしています。
(観光客は、写真撮ってる人多かったです)
手に持っている蒸籠の中に、ちゃんとショウロンポウが入っているのがかわいいんですよ。
ご出発までに、なるべくたくさん旅行記をアップしますね。
昨日今日の日本ほどは寒くないと思うけど、長袖は必須です。
おいしいお店あったら、教えてくださいねっ。



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