水曜日の夜、名古屋は突然の豪雨が降りました。
ジロは高校まで自転車通学なのですが、
夜、部活が終わり、学校を出るときには降ってなかったので
自転車に乗ったらしい。
ところが途中でばらばらと大粒の雨が降り出し、
あっという間に豪雨になり、
やべっと思ったけど、もう引き返せず、そのまま豪雨の中を20分、自転車を漕いで帰ってきた。
家に着いたときには、全身びしょ濡れで、頭からも服からもしずくが垂れ、
靴は歩くたびに中でがぽがぽと音がする、ひどいありさまだった。
服はすぐに洗濯機に入れて、本人はお風呂に入ったけど、
この靴、どうする?
明日も体育があるから、同じ靴をはいて行きたいと言う。
昔買った靴乾燥機があるので、それに一晩中つっこんでおいた。
中から温風をあてて乾かすのだ。
あたたまってくると案の定、靴からひどいにおいがしてきたけど、
仕方がない。
男子高校生の靴なんてそんなもんだ。
朝5時半にわたしが起きたころには、だいぶ乾いていて、
さらに2時間、乾燥機にかけたら、ほかほかの乾いた靴ができあがった。
ジロが出かけるときに、玄関に並べてやって
「ほら、乾いたよ」
と言ったら、彼は足を入れて、
「ほんとだ。ほかほかだ。秀吉みたいだね」
と言う。
「そうだよ。お母さんが一晩中、ふところに入れて温めてあげたのよ。
お母さんのふところは狭いから、片方しか入らなかったから、
もう片方はパンツの中で温めてあげたわ」
と言ったら、
「・・・・。なんだか朝から気分が悪くなった」
と言って出かけて行きました。
これってセクハラ発言だったかな、とちょっと反省しました。