K子ちゃんの帰国

友達のK子ちゃんがパリから帰国したので、
みんなで焼き鳥を食べに行きました。


そう、K子ちゃんは昔一緒に働いていた後輩ですが、
アメリカに留学して英語ぺらぺらになり、
ドイツ人の彼と結婚して、かわいい男の子をもうけ、
ご主人の仕事の都合で中国に住んで中国語ぺらぺらになり、
その後ドイツに住んでドイツの資格試験に合格するほどドイツ語ぺらぺらになり、
そしてご主人の転勤で今はパリに住んでいるのです。
フランス語ぺらぺらになる日も遠くはありません。


4歳になる息子くんも、
ママのK子ちゃんとは日本語で話し、
パパとはドイツ語で話し、
幼稚園で覚えたフランス語の歌を歌っていました。


すごいわねえ。
わたしなんて伊予弁と名古屋弁しか話せないというのに。


ところでパリの生活は楽しいそうよ。
なにしろマルシェで売ってる食材が豊富で、
色とりどりの野菜や果物はもちろんのこと、
魚が豊富に売られているんだって。
日本と変わらないような鯛とかヒラメとか、いろーんな種類の魚が売られているって。
意外でした。


反対に、楽しくないのは、お役所の書類仕事が異様に遅いこと。
先日、外国人登録に出かけたところ、
2時間も並んでやっと書類を提出できたんだけど、
それは単に書類を提出した、というだけで、
実際の審査は5月に行います、と言われたそう。
登録が終わる頃には、ご主人が次のところに転勤しちゃってるかもね。
しかもフランスの別の地方に住む友達は、
同じ書類を提出するのに7時間並んだとか。
その間、列を離れるとまた並び直しになるため、トイレにも行けなかったって。
パリはまだマシだった、って言ってました。
信じられない。
名古屋の区役所では、住民票などの発行窓口には
「10分以上お待ちの方は、窓口にお声をお掛けください」
って書いてあるわよ。
日本は本当にいい国なんだね、って思いました。


住んでいる家はあちこち壊れるけど、
修理を頼んでもいつ来てくれるかわからないし、
何日も待ってやっと来てくれたかと思うと、
「これは直せない」「わたしにもよくわからない」なんて言われることも多くて、
だからなんでも自分たちで工夫して直す習慣がついたって。
ご近所さん同士、助け合うことも多いって。


話を聞いてる分にはおもしろいけど、
実際住んでみると大変なんだろうなあ。
そんな中でも楽しく前向きに暮らしてるK子ちゃんは、ほんとにエライ!
体に気をつけて、また夏に帰ってきて楽しい話を聞かせてね。


by powderblueY | 2017-02-17 23:59 | 日常 | Comments(0)


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