カブトムシ そしてさらに

10匹のオスのカブトムシたちは、ゼリーをたくさん食べて、飛び回って
毎日元気にしていたわけですが、
ある日ふと思いました。

こんなに毎日たくさんエサやって飼ってても
オスだけじゃあ卵も産まないわけだし、
ゼリーの無駄って感じ!?

かといって、メスを買ってこようにも、こんな5月や6月にカブトムシ売ってないし。
当然そのへんに野生のカブトムシがいるわけもないし。

そこでそもそもの幼虫をくれたOちゃんに
「うち、もう成虫になったんだけど、オスばっかりでさあ」って相談してみました。
Oちゃんはお嬢様育ちでカブトムシにはさわることさえありえませんが、
だんなさんがムシ大好きな人なんです。
「うちも今週から続々と成虫になってるんだけど、オスメス両方いるから、
持っていってあげるよ」

というわけで、日曜の午後にメスを7匹持ってきてくれました。

カブトムシは1つの容器にオスメス1匹ずつのつがいにして飼わないと、うまく卵を産まない、と書いてある本もありますが、
そんなにたくさん容器がないし、だいたい数が合ってないし。
それから交尾をしたらオスは死んじゃいます、メスも卵を産んだら死にます、って書いてあるものもあります。

交尾したら死んじゃうって・・・
うう、はかない人生やなあ。

ま、とにかく本人たちの希望は聞く余地もなく適当につがいにして
容器に入れておきました。
オス1対メス1の容れ物もありますし、
オス3対メス2の容れ物もあります。

オス2対メス1の容れ物なんて、うふ、ちょっとうらやましいわん。

そして1週間後の日曜日、
昼間になにげにフタを開けてみたら、
土の上にメスが出てきていて、お尻のあたりに白い楕円形の小さいものがぽつぽつと落ちています。

卵じゃん!!

2ミリか3ミリくらいの、真っ白なきれいな卵です。
きゃあ、うれしいわ。
カブトムシを飼うのはこれで3年目なんですが、今まで一度も卵にお目にかかったことなかったのよ。

で、ベランダに新聞紙を敷いて、その上に容器の中の土を全部あけて、
卵探しをしました。
暑くて汗だらだらだし、蚊にさされるし、過酷な作業でございましたが。

子供たちも喜んで手伝ってくれました。
オス1、メス1の容れ物からは約20個、
オス3、メス2の容れ物からは40数個、
ちゃんと「お一人様だいたい20個なのね」って感じになっているのがすごいです。

卵は親に食べられちゃうという情報もゲットしていたので、
卵だけのケースを作り、隔離しました。

午後いっぱいかかって全部の土をひっくり返して探した結果、
なんと115個の卵が見つかりました!

うれしいけど、これが全部幼虫になったら・・・
ちょっとこわいです。

そもそもつがいになって1週間で交尾して卵まで産むって
早くない?
最初は挨拶から、だんだん言葉を交わすようになって、相手のことを知り
っていう手順はなしで、「いきなりかい!」だったのね。

しかもまだ6月なんですけど。
卵から幼虫は2週間ほどでかえるらしいので、
またハイパービートルマットで早く太らせ、
この夏のうちにサナギ〜成虫へと
カブトムシの二毛作が楽しめるかもしれません!?

しかしうちでは一生懸命世話をしているのはわたしばっかり。
ま、もともと田舎育ちですから。
Oちゃんみたいに「え〜、土にさわるのなんていやじゃん!」って言ってみたかったわ!
by powderblueY | 2008-06-27 23:37 | 日常 | Comments(0)


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