美白話 その1

今をさかのぼること数十年、わたしが若くてぴちぴちだったころは、
日焼けしている方がかっこいい、という時代でした。

色白はかっこわるい。
夏に色白なのは
「お金も彼氏もないので、海やプールに行けません」って顔に書いてあるようなものだったんですよ。

日焼け止めどころか、サンオイルを塗って、がんがん焼いていた時代です。

当時、学生生活を京都で送っていたわたし。
京都の高野というところにホリデイイン京都というホテルがありまして、
わたしたち学生にとって、当時はとってもおしゃれだったわけですが、
(今もあるのだろうか??)
夏はそこのプールに泳ぎに行くのが、学生の間ではもう最高におしゃれでございました。
そのプールサイドでは、甘いサンオイルの匂いがぷんぷんで、蝶や蜂が集まってきそうな勢いでした。

もっちろんわたしも、サンオイルをしたたるほど塗って、日光の下に我が身をさらしていたわけですね。

日焼けしても、真っ赤っかになってすぐ褪めちゃう人と違って、
わたしはじっくりと確実に黒くなっていくタイプ。
これがかっこいいのよね、って思ってたわけです。

そして十年後・・・ツケが回ってきました。
当然の結果として、顔にシミができ始め、
数十年たった今では、もう数え切れないほどのシミができてしまいました。

しかも日々、増えていくのよね~。
この間までなかったところに、あれ?これシミのできはじめ??と思う、薄い茶色い色素沈着が現れ、
数ヶ月を経て立派なシミに変貌していく様子は、恐怖としか言いようがありません。

でもシミはいったんできたら決して薄くならないし、
レーザーも効きにくいし、
絶対に治らないもの、と思って、ケアもしませんでした。

ところが、先日、台湾に行く前に美容室に行ったんですが、
そこで美容師さんがいつものように雑誌を出してきてくれました。

どう考えても「STORY」世代のわたしに、
「VERY」を出してくるところが、美容師さんの心憎い配慮ですね。

ほか、たくさんの雑誌をめくっていたら、「Precious」の5月号に「美白コスメで 今ある”シミ”はどこまで消える? 大研究」という特集がありました。
最先端の商品を使ってみたメークさんたちの証言、数々の美白コスメの紹介、各メーカーがどういうところに力を入れているか、
などなど多角的に特集されていたわけですが、
ほほ~っと心に響く発言がいろいろあったわけですね。
(実物がここにないので、このとおりではないかもしれません)

その1,美白コスメは、1本使って効果が出るとは思うな。最低でも3本は使ってみて、それでようやくシミの辺縁が薄くなり始めたかなあという感じ。

その2,集中使いが効果的。たとえば美白シートマスク。1週間に1度の使用、と書いてあったら、連日使ってみましょう。

その3,シミの効果的な治療法はまだ十分にわかっていない。各メーカーがいろんなところにターゲットを当てて研究しているので、1つのメーカーのシリーズ使いでなくて、いろんなメーカーのものを使ってみるのがよい。

読み返してみると、なんだよ、結局、大量にいろんなものを使ってみろってことじゃんか、
って思うのですが、
それを読んだときは、ほほ~っなるほど、わたしも絶対治らないなんて思わずに、
真剣に「シミケア」をやってみようと心に誓ったのでした。

明日に続く。
by powderblueY | 2009-06-01 23:35 | 日常 | Comments(0)


<< 美白話 その2 台湾に行きたいわん11 ---... >>