組体操

はな子の保育園では10月の初めに運動会があるので、
今は園をあげて練習に取り組んでいるようです。

はな子は年長組なのですが、
園の伝統として、年長組は「組体操」をするんです。

毎年、先生の笛に合わせて、
2人組、3人組、5人組、6人組と形を変え、
「ピラミッド」や「扇」などを次々と形作る様子に、
成長したのね・・・と思わず涙しそうになるくらいの感動ものです。

あんなことが、今年ははな子にできるのかしらん?と思っていましたが、
毎日喜んで練習しているようです。

「お母さん、今日はピラミッドやったよ」

「あらそう。はな子はチビで軽いから、3段ピラミッドの1番上でしょう」

「ちがうよ。2段目だよ。はなちゃんよりもっと小さい子が、上に乗るんだよ」

「ふうん」

「おみこしもやったよ」

「それ、どういうの?」

「2人でこうやって手を組んで、そこにもう1人が乗るんだよ」

「ふうん、すごいわね」

「せんにゅんかんにょんもやったよ」

「・・・え? 今なんて言った?」

「せんにゅんかんにょんだよ」

「・・・・それ、なに?」

「5人で縦に並んで、両手をこうやって出すんだよ。
 前の人と同じに出しちゃあダメなんだよ。
 前から見ると、いっぱい手が出てるように見えるんだよ」

それはひょっとして・・・・千手観音のことやね。

「ね、ね、もう一回言って」

「せんにゅんかんにょん」

「あんにょんはしむにか」

「ちがうよ。お母さん、なに言ってるの。せんにゅんかんにょんだよ」

と、韓国語で挨拶をする母は、見向きもされませんでした。

はな子、運動会本番、がんばってね。
お母さんは、はな子の舌を噛みそうなせんにゅんかんにょんが、とても楽しみだわ。
by powderblueY | 2009-09-17 23:44 | 日常 | Comments(0)


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