マティファルレストランに入ると、
屋根のある部分に8人用の席が用意されていました。 リョウくんには、すかさずボカレイが 椅子を2席つなげて、バスタオルを敷き、簡易のベッドを作ってくれます。 この時以降、いつでもボカレイは、 食事のためにバギーで迎えに来てくれるときには、かならず バスタオルを数枚持ち、すぐに簡易ベッドが作れるようにスタンバイしてくれていたのでした。 さすがだわ。 こういうところがバトラー制のありがたさを感じるところです。 席に座ると、最初の朝なので、コーヒーか紅茶か(あるいはエスプレッソとか)を聞かれます。 これは最初だけで、次の朝からはバトラーくんが覚えてくれて、 言わなくても出てきます。 坐ると、メニューの紙が配られました。 これは去年にはなかったサービスです。 紙の半分には、朝食のお勧めメニューが書いてあります。 もちろん朝食はビュッフェなんだけど、 「こういうのもご希望だったらご用意できますよ」みたいのが、 日替わりで書いてあるんです。 飲み物だと「ストロベリースムージー」とか「キウイスムージー」とか。 卵料理だと「ポーチドエッグ」とか「エッグベネディクト」とか。 そしてここに書いてあるメニューは、頼んでみると、とても美味しいことが多かったです。 みんな気に入って「キウイスムージー6杯」とかお願いしたこともありました。 もちろんここに書いてあるもの以外でも、お願いすると何でも出てきます。 そして紙のもうあと半分には、 ディナーのコースメニューが書いてありました。 しかも「前菜」「魚料理」「肉料理」など、それぞれに合う ワインのSuggestionが書かれてあるんです。 これはソムリエを入れた効果なんでしょうね。 新しい試みで、なかなかいいなと思いました。 みんな卵料理を、オムレツとか目玉焼きとかゆで卵とか 好きなものをオーダーしました。 席を立ってお料理を取りに行きます。 パンの種類が去年よりも格段に増えていました。 お刺身やお寿司など日本食コーナーも充実していました。 おつけものや納豆もありましたよ。 それから、日替わりのスープがありました。 レモングラススープだったり、ワンタンスープだったり、みそ汁だったり、牛肉スープだったり、トマトスープだったり。 スープ好きのわたしにはうれしかったです。 それからリゾートによくある「卵料理ステーション」はもちろんありますが、 「焼き物ステーション」が新設されていました。 これも日替わりで、焼きそばや揚げたての春巻き、野菜炒め、炒飯などを その場で作ってくれるんです。 これがとてもおいしくて、人気でした。 「1つお願い」と言うと、できあがるとバトラーが持ってきてくれます。 バトラーくんは、そばにずっとついているわけではないけれど、 ゲストがどこで何をたのんだか、チェックしているんですね。 うちは7人もいるので、さぞ大変だったろうと思いますが。 そうそう、バトラーのことですが、 基本的には1つの部屋に1人だそうです。 パレスにも、本当は1人なのね。 でも2家族だし、ミナオちゃんたちは赤ちゃん連れなので、 必ずしも2家族が常に一緒に行動するとは限らない。 それにディナーの時など、あとのお会計のことを考えると、 家族ごとにオーダーを取ってもらった方がいいので、 バトラーくんが2人ついてくれると、本当に助かるんだけど、と思いました。 それで去年、旅行の申し込みをした時点で、 「できれば2人バトラーをつけてください。 一人は(もちろん)ボカレイで、もう一人はボカレイと仲のよいバトラーがいいな」 と希望してあったんです。 バトラーもたくさんいるから、ボカレイと気の合う人、合わない人もいるだろうし、 一緒に働くなら、仲のよい人の方がいいだろうなと思ったので。 そうして、ボカレイとジョフリーが来てくれたわけですが、 この2人、本当にいいコンビで、 そして2人いてくれて、本当に助かりました。 それはまたおいおいお話ししますね。 今日の焼き物ステーションは、エッグヌードルでした。 野菜をたくさん入れて、ジンジャー、ガーリックで味付けして焼きそば風に作ってくれて、 これがとってもおいしくてみんなに好評でした。 日替わりなので、またエッグヌードルが出る日を待っていたんだけど、 わたしたちの滞在中にはもうありませんでした。 多分、1週間単位なのかな? お天気もよく、いい朝です。 子供たちは、食べ終わると新しくできたオンドーリに乗ったり、 桟橋で魚を見たり、盛り上がってました。 みんなで水上パビリオンの方へ行ってみました。 今年も、浅瀬にはたくさんの小さい魚が群れています。 ベビーシャークもやって来ています。 そして今年もサンゴが元気。 青々と横たわるチャネル。 すると、ちょっと偉い感じのスタッフがやって来て 「○○さま、○○さま、ご滞在はいかがですか? ご用がございましたら、バトラーに何なりとお申し付けください。 ボカレイには去年お会いになりましたね。 彼はとても優秀なバトラーです。 ジョフリーはボカレイと仲のよいバトラーで、 二人でみなさまのためにお役に立てることと思います。 この水上パビリオンではお食事をしていただくことができますので、 ご希望の日にちをバトラーにお伝えください。 人気がありますので、どうぞお早めに」 と、とてもていねいにいろいろ話してくれました。 その人が去った後、 「今のは誰だろうね?」とミナオちゃんと話しました。 (もちろん最初に自己紹介してくれたんだけど、聞き取れなかったんです) 「話の内容からすると、バトラーを取り仕切ってる人のような・・・」 「うん、多分そうだね。言ってみれば、”バトラー部長”のような?」 この日以後、彼は「バトラー部長」と呼ばれることになりましたが、 あとでYukoさんとの話の中で出てきたところによると、 Head Butlerとのことでした。 そりゃそうだね、バトラー部長って、なんか変だよね。
by powderblueY
| 2010-03-07 00:24
| 2010 Maldives
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Comments(4)
ストロベリースムージーやキウイスムージーが作ってもらえるようになったなんて、すごくポイント高いです♪エッグベネディクトも大好き!!焼き物ステーションまで新設されたなんて、もういくらお腹をすかしてレストランに行っても食べたいものすべては食べきれませんね。なんか急に再訪したくなってきちゃいました。料理は重要です(笑)再訪したら、たくさん食べられるように朝食前シュノーケリングは日課になりそうです♪
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ほんとうだわ~・・・最高な形に進化しつつありますね。
それもこれも、パウダーブルーサンの様なゲストが、いろんなリクエストを重ねて下さるから、かも。 ますます楽しみになる、ハイダウェイだわ。 すぐにでも、また帰りたくなっちゃいます。 ボカレイとジョフリーのナイスコンビネーション・・想像しつつ、私もワクワクしてきました。続きのお話も楽しみにしていますね。 そうそう、前記事の、マティファルの周辺にガーデンエリアが出来たんですか?あの辺りは、かなり暑く感じるスペースだった記憶がありますが・・・またグリーンを削ったら、ますます暑くなるのでは?って気がしたのですが、どうでしょう?
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powderblueY at 2010-03-07 23:20
sachiさん
朝食前スノーケリングっていいですね。 朝の透明度のよいときに海に入れるし、 お腹が適度に空いて、健康的〜って感じがしますよね。 そのためには、ドロップオフ側のハウスリーフの近いあたりのお部屋をとらなくては。 目が覚めてすぐに、自分のお部屋から海に入るのって最高ですよね。 料理はほんと、重要です。 朝ご飯は毎日、食べたいもの全ては食べ切れませんでした。
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powderblueY at 2010-03-07 23:23
たいようさん
わたしは2回行っただけなので、えらそうなことは言えませんが、 あの温かくて素朴な雰囲気は残しつつ、新しい試みがいろいろ行われているっていうのが いいなあと思いました。 マティファルの前のガーデンエリア、 色とりどりのお花が咲き乱れて、明るくてとても美しいのですが、 Mikiさんも「ここでゲストが食事してるのって、実は見たことないんですよね」って笑ってました。 確かに、海に近いマティファルの席の方が涼しげです(笑)。 でもオンドーリは子供たちに大人気でした。
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