石鎚山登山 2

さて、日曜日の朝。
いつも子供たちのお弁当を作る5時には、習慣で目が覚めてしまいました。


カーテンから外をのぞいてみると、
雨は全然降ってなくて、朝焼けの気配。


急いで、カメラを持って、山荘を出ました。

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なんだか、美しいじゃない〜?
これは東側、高知県方面です。
高地側の四国山脈もすごく険しくて、
幾重にも幾重にも、山が連なっているのがわかります。

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朝早く起きた他のお客さんたちが、カメラを抱えてどんどん歩いて行くので、
ついて行ってみると、

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こんな雲海の見えるビューポイントがあるんです。
ひゃー、美しいわー。

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しばらくながめていると、5時45分頃、日の出です。

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モルディブの海から上る朝日を見るのもいいけど、
山で見る朝日もいいものね。


山荘のすぐ前から見える石鎚山。
朝焼けに染まっています。

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今日は、あのてっぺんまで登るんだねー。


6時半から朝ご飯。
朝食の時間は、出発の時間に合わせて選べます。

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心づくしの、美味しい朝ご飯。

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そしてすぐに出発。
お会計をしている間に、望遠鏡で遊ぶはな子。

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はな子はすっかり冬みたいな格好していますが、
別に寒くはありません。

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一晩お世話になりました〜、また来ます。


というわけで、1492mの土小屋という登山ベースから登り始めたのが、
8時頃だったかな。


最初はちょっときつい登りが続き、
はな子も「休憩まだ?」「あとどれくらい?」とばっかり言っていますが、

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まだまだ先は長いよ〜。


こんな蝶に癒やされたりしつつ、

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2時間ちょっとで二の鎖小屋という、「あとちょっとで山頂」なところに着きました。

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あとちょっとなんですけどね、ここから先がきついんです。


ところでこの鳥居の足元にお賽銭箱が置いてあります。
フタも何もないただの箱なので、
はな子が「お母さん、お金が落ちてたよ。こんなに」と
ざっくりお金を拾ってきたのにはびっくり!

こ、こら、はな子! 罰が当たるよ!!


ここから先は、鉄板や階段を歩いて行くコースと、
鎖をよじ登るコースとに分かれます。


若い女の子のグループが、
登山のベテランのように見える父に
「どちらのコースがいいんですか?」
と質問。


「鎖のコースは、しんどいけど、時間もかかるよ」


なんじゃそれ。いいこと1つもないじゃん。

昔は、鎖のコースしかなくて、ここから先は、女子供にはムリだったみたい。
その時代をなつかしむ腕自慢の人たちは、鎖を登るみたいですよ。


というわけで、迷うことなく鉄板の道へ。
これもきつくて、少し上がるごとに、はあはあと息を整えます。

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こんな高山植物も美しく・・・
やっと着きました!


ここには石鎚神社山頂社というのがあります。

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はな子も弱音を吐かず、ちゃんと登ってきました。
ジロにいたっては、物足りなさそうです。


朝はお天気がよかったんだけど、
山頂では霧が出てて、周りは真っ白。


ところで、山頂と言いましたが、ここは本当は一番高いところではなく、
ここから岩をよじ登っていく天狗岳というのが、本当の山頂です。
たいていの人は、ここまでです。わたしももちろん行ったことはありません。
よっぽど自信のある人しか、天狗岳には行かないのですが、
ジロは行ってみたそう。

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これは一瞬霧が晴れた時をねらって撮りましたが、
もう真っ白で、そこに天狗岳があるということさえ、わからないくらいの時もあったり。


「おじいちゃんに頼んで、天狗岳、連れて行ってもらおうかなー」と
ジロが迷っている間に、時間も過ぎてしまって、
「来年の課題にしなさい」


ではお弁当です。

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朝、山荘しらさで作ってもらいました。
普通のおにぎりのお弁当と、右のはローストビーフのサンド、鴨とクリームチーズのサンド。
とってもおしゃれで、おいしい。


じゃあまた来年ね。

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登るのは約2時間40分、下りは2時間で降りました。


疲れたね。足が痛いよ。きっと明日はもっと痛いよ。


車でスカイラインを降り、
古岩屋というところで、再び川遊び。

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山で採ってきた笹の葉を、笹舟にして流したり、
子供たちはまたズボンをめくり上げて、野生児に。


そして国民宿舎の日帰り温泉施設で、ゆっくりあたたまり、
着替えもして、
そのまま松山まで帰り、
夜の飛行機で名古屋に帰りました。


もちろん次の日は、筋肉痛!
1週間たったあたりで、ようやく癒えてきました。


たったの1泊2日でしたが、山にも登れたし、
山荘も楽しかったし、お酒もいっぱい飲んだし、
満足な旅行でした。
by powderblueY | 2011-09-07 23:47 | 国内旅行 | Comments(0)


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