ロボカップジュニア大会

昨日は、ジロの出場する「ロボカップジュニア大会」があり、
見学してきました。


ジロは、うちのすぐ近所で、愛知工業大学の大学院の先生が教えてくださる
ロボット教室に週1回通っているのですが、
今回の大会の参加者は、その教室の生徒や、愛知工業大学の付属中学・高校のメンバーでした。


病み上がりの体で、会場に向かうジロ。
なんとなくしんどそうですが、仕方ありません。
自分が出たいんだから。


名古屋市郊外、というか、もう豊田市に入ったあたりにある
愛知工業大学のキャンパス。

ロボカップジュニア大会_c0147790_22385761.jpg


とっても大きくて広くてきれいです。

ロボカップジュニア大会_c0147790_22395234.jpg


わたしの卒業した大学とは大違い。
キャンパス内に、ローソンとか、Cafe de Crieとか、
すがきや(名古屋では有名なラーメン屋さん)とか入ってるんですけど、
それ、最近では当たり前なの??


ああ、こんなキャンパスで、専門的な学問ができるなら、
わたしも愛知工業大学に入学してみたい、ってちょっと思ったんですけど。


会場に入ってみると、受付をしていました。

ロボカップジュニア大会_c0147790_2243477.jpg


たくさん人が並んでいます。

ロボカップジュニア大会_c0147790_2244752.jpg


受付の横には「車検」なんてコーナーもあり、
各自のロボットを、不正改造がないかどうか、チェックしてもらいます。


本日の課題は、こちら。

ロボカップジュニア大会_c0147790_22451466.jpg


コースは2つあるんですけど、
どちらも簡単な「1階の部屋」から入ります。


黒い線が引いてあるでしょ。
これをロボットが感知して、線の上を走ります。
「ライントレース」といいます。


くねくねと曲がる線の上を正しく走らなきゃいけないの。


線の上に、爪楊枝が撒いてあります。
これは障害物。
この上を走って乗り越えなきゃいけません。


それから途中、赤い障害物が置いてあるでしょ。


これは「障害物回避」といって、
まずは赤い壁にぶち当たり、ロボットは「どうしよう」と考え、
一歩下がって、ぐるっと回り込み、退避行動をします。
そうして無事に壁を回避して、もとのラインに戻れたら、得点が加算されます。


ロボカップジュニア大会_c0147790_22492719.jpg


ラインの上に直角に、割り箸ほどの盛り上がりがあるでしょ。
これも乗り越えなきゃいけません。


こんなの簡単じゃん!?って思うでしょうけど、
ロボットがこれを越えていくのは、馬力も必要だし、滑らないタイヤも必要だし、
結構大変です。


それから坂があります。

ロボカップジュニア大会_c0147790_22521259.jpg


坂を上がりきった「2階の部屋」に、アルミ缶が1つ置いてあります。


ジロたちが今やっているロボット活動は、
「災害などの時に、被災者を救出する」ということを最終目的としているのですが、
このアルミ缶は、被災者を現しています。
ロボットにはどれも、アームがついているのですが、
アームでアルミ缶を持ち上げて救出することができたら、大成功です。


出場者には、パドックというのが与えられていて、

ロボカップジュニア大会_c0147790_22554158.jpg


PCと工具などが貸し出されています。

ロボカップジュニア大会_c0147790_2258860.jpg


ここでプログラムを修正したり、
微調整をするわけね。


さて、ジロですが、風邪をおして出場しました。
1回目はライントレースや爪楊枝の上を乗り越えるのはクリアし、まずまずだったのですが、
障害物回避がうまくできず、
2回目は電池がなくなりかけたせいで、上手く動かず!!
だから、電池の予備、山ほど持って行きなさいって言ったのに!!


全員終わると、成績表が張り出され、
表彰式もありました。

ロボカップジュニア大会_c0147790_23225322.jpg


ジロは40人の出場者の中で20位だったのですが、
25位以内に入れば、東海大会に出場できるため、
なんとか予選通過というところでした。


他の子供たちのロボットを見ていると、
すごーく上手にすいすいとラインをトレースしていくロボットもあり、
カーブが上手に曲がれず、暴走するロボットあり、
ほんの1本の爪楊枝がタイヤに引っかかり、進めなくなるロボットあり、
坂道までぐいぐいと登りながら、アルミ缶のところにたどり着けないロボットあり、
そのたびに、子供たちの悔しそうな顔と、なんで??っていう不本意な顔と、
ロボットにダメージを与えないために、早めにリタイアする作戦もあったり、
とてもおもしろかったです。


こういう中から、将来の日本の工業を背負っていく人材が育っていくのかしら。
とても頼もしく思った1日でした。

ロボカップジュニア大会_c0147790_23285495.jpg

by powderblueY | 2011-12-24 23:29 | 日常 | Comments(0)


<< クリスマス終わりましたね 風邪 >>