Amanusa 2012 - 3 バリ到着

さて、バリの入国に関して、
ネットで調べると、おそろしげな話がたくさん出てきます。


1、飛行機を降りたら、まずはビザを買わなければなりません。
  これは1人25USドルなのですが、USドルできっちり所定の額を用意しましょう。
  おつりをごまかされたり、おつりはないと言われたりする。
  しかも、お金を払っても、支払い済みカードをくれなかったりする。
  たとえば3人で一度に払っても、1人分しかカードをくれなかったりする。
  するとあとでまたお金を取られる。


2、機内で配られる出入国カード。
  記入して、入国審査でパスポートとともに提出し、
  半券(出国カード)を返してもらい、それが出国の時に必要なのですが、
  入国の時に、空港の係官が、わざと出国カードも回収してしまう。
  気づかずにいると、出国の時に
  「出国カードがないので、お金を払え」と言われる。


3、入国審査の場所はカメラ撮影禁止なのですが、
  カメラを手に持っているだけで、撮影しただろう、とか難癖をつけられ、
  お金を要求される。


4、荷物が出てくるターンテーブルわきに、バリ人がたくさん待機していて、
  親切げに荷物を持ってくれ、出口までほんの数十メートル運んでくれて、
  高額のチップを要求する。
  運んでもらうつもりならいいけれど、そうでなければはっきり「No」と言いましょう。


5、その後、両替所がたくさん並んでいますが、
  たとえば日本円で1万円をルピアに替えると、
  100万ルピア以上のものすごいお金になる。
  紙幣の数が膨大なので、ごまかされないよう、必ず自分で数えること。
  しかし、数えていると、両替所の兄ちゃんが「早く早く」とせかしてくる。
  

などなど・・・。


これらが本当に起こりうることなのか、
それともたまたま誰かがそういう目に遭ったのが大げさに伝えられ、
バリを訪れる際の都市伝説みたいに広まったのか知りませんが、
でも、もう10年前にバリに行った時にも、
ターンテーブルの荷物運びおじさんの件と、
両替屋にごまかされないように、っていう話は聞いてたわ。


でも出国カードの件なんて、初耳だし、
なんかこういう話を聞くだけで、気持ちが萎えてくるんですけど・・・
主人もいないし(いてもあまり役に立たないかもしれないけど)
空港で嫌な目に遭ったらどうしよう・・・


と思っていたわけですが。


デンパサールに着陸して、
飛行機を降り、空港内を歩いて行くと、
ビザを買う手前のところに
「amanusa」のカードを掲げたスタッフが立っていて、
近づくと「Ms. ○○○?」と呼びかけてくれました。


amanusaの茶色い制服を着たとても感じのいい人です。
ああ、なんかほっとするわあ。


その人に、パスポートと出入国カードと税関の紙と75USドル(3人分)を手渡し、
「ここでしばらくお待ちください」
と言われ、
手続きは全部やって来てくれました。


「さあ、こちらへどうぞ」
と、入国審査も、人がずらっと並んでいるブースではなく、
別のゲートから通ります。
アマヌサのスタッフは、そのゲートに座っている入国審査官と顔見知りのようで、
「やあやあ」って感じで、パスポートにぱんぱんとハンコが押され、
あっという間に終了です。


しかもここで、スタッフは、
ちゃんとパスポートを開けて
「ここに出国カードがはさんであります。ビザ代の領収書はここです」
って見せてくれるの。
まるで例の都市伝説を知っているかのように。


まあ、その手際の良さ、的確さには恐れ入りました。
もう心配なことなんて、なーんにもない!って感じよ。


この後、荷物をX線に通し、
「両替をしたいんですけど」と言ったら、両替所に寄ってくれ、
両替の計算書も一緒に確認してくれ、お札を数える様子も一緒に見てくれ、
おそろしい思いをすることもなく、出口を出ました。


いやあ、ありがたい、ありがたい。


出口を出ると、南国のむっとする空気です。


デンパサール空港は、新しい建物を建設中で、
夜目にも、できかけの建物とクレーンが多数見えました。


(でも「いつできあがるの?」って誰に聞いても
 明確な答えは返ってこないのよね。
 きっと誰にもわからないことなんでしょうね)


出口から通路を少し歩いたところに、アマヌサカーがすでに待機しており、
荷物が積み込まれ、空港スタッフとお別れ。
お世話になりました。
着陸した瞬間から、ここまでたったの35分ですよ。
びっくりです。


車が出発すると、運転手さんが流暢な日本語で、
「わたしの名前はアディといいます。
 アマヌサまで25分ほどで到着します」
と言います。


アマヌサについて検索していると、アディさんの名前はよく出てきます。
日本語がとても上手で、日本人が観光をお願いすると、たいていこの人が案内してくれるらしい。
とても誠実そうな人柄です。


もう夜の10時過ぎなんだけど、
道路にはまだたくさんの車やバイクが行き交っています。


そして、見えてきたのが、

Amanusa 2012 - 3 バリ到着_c0147790_23173610.jpg


そうそう、これ覚えてるわ。
全然バリらしくないんだけど、(イタリアの街角みたい)
なぜだかこれがバリの幹線道路の脇にでーんとあるのよね。


それからしばらくして、ヌサドゥア地区に入りました。
幹線からはずれ、細い道になると、道路にはぼこぼこ穴があいていて、
左右には食料品店や、お水を売る店など、
急にローカルな感じ。


そして「amanusa」の看板の前で止まり、
アディさんから
「Welcome to Amanusa!」
と挨拶があり、
ゲートの前で車がチェックされます。
鏡を使って、車の下まで念入りにチェック。


合格してゲートが開き、坂道を登っていくと、
アマヌサの玄関に着きました。
by powderblueY | 2012-06-17 23:22 | 2012 Amanusa | Comments(4)
Commented by うにーうに at 2012-06-18 00:57 x
はじめまして。今年のお盆に台湾に予定をしています。
情報収集しているうちに、こちらのブログにお邪魔いたしました。
詳しく書かれてあるので、とっても参考になります。
旅行が好きですが、仕事の都合で、いつも主人はお留守番で、実家の両親と子供たちと行くことが多いです。子供たちが大きくなったらパウダーブルーさんのように母子旅行にも挑戦してみたいです。
いろいろと参考にさせてくださいね。
よろしくお願いします。
Commented by powderblueY at 2012-06-18 13:48
うにーうにさん
こんにちは。はじめまして。
お盆に台湾のご予定なんですね!
わたしもなぜだか台湾大好きです。
うにーうにさんもご主人様はお留守番が多いんですね。きゃあ、なんだか安心しました。
主人をおいていくなんて、わたしは鬼嫁か!?って思っていたので。(いや、鬼嫁ですけど)
でもちょっとうしろめたく、現地からメールや写真いっぱい送って、
ちょっとだけお土産買って、「ただいま〜!」って元気に帰っていくのが大好きです。
(って迷惑な趣味?)
今年11月にまた行く予定なので、うにーうにさん帰られたら、
ご旅行の様子、教えてくださいね。
Commented by うにーうに at 2012-06-18 21:20 x
お返事ありがとうございます!
主人はお休みが取れても2日間ですから近場の温泉(九州在住で近くに温泉がたくさんあります)に行くくらいです。
私は仕事の関係で、長期の休みはGW、お盆、年末年始だけなのでいつも旅行費用に頭を悩ませています。
主人を置いていくのはかわいそうなんですが、旅行が大好きなのでやめられません。パウダーブルーさんのお気持ちよくわかります!
これまで子供たちと行ったところは、韓国、香港、グアムです。
お盆の台湾はとても暑そうなので、覚悟して行こうと思っています。
(11月は気候がよさそうですね)
私と主人は医療関係の仕事をしていますが、パウダーブルーさんももしかして医療関係のお仕事されていますか?

アマヌサのホテルすごく素敵ですね!
旅行記楽しみにしています。長々とすみません。
Commented by powderblueY at 2012-06-19 14:03
うにーうにさん
九州の温泉! いいですねえ。名だたる旅館がいろいろありますよねー。行ってみたいなあ。
ご主人様はお仕事お忙しいんですね。
うちも夫婦とも医療関係のはしくれです。仕事ばかり増えて、給料は上がりません(笑)。
GW、お盆、年末年始、人がみんなお休みの時にしか休みが取れないと、旅行費用ってウソのように高いですよね。
これが1ヶ月後の平日なら、半額かよっと思う時があります。
台湾、どちらにお泊まりですか?
うちは今年も、居心地いいので台北商旅だと思いますが、
現地のタクシー運転手さんのお薦めは、Wでした。


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