上高地 2013-3

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梓川の左岸を歩き始めてすぐに、小さな橋があり、
清水川という川を渡ります。


この川は水が澄んでいて、とてもきれい。
水草がはえています。
前回ガイドさんに聞いたけど、この川は上流に人工的な建物などが一切ないため、
ここの水は飲めるそうです。
梓川の水だって、十分に澄んでいて飲めそうに思うけどね。
あ、そういえば、こんだけ雨が降ったのに、川の水は全然濁っていません。
いつもより増水はしているけど、澄んだ水のままです。


これも前回ガイドさんに聞いたけど、上高地の生い立ちについて。
現在の梓川は、松本に向けて流れているんだけど、
大昔は岐阜県側に流れていたんだって。
その川が、大正池のそばにある焼岳(火山で今も噴煙が上がっている)の噴火によってせき止められて、
上高地一帯は巨大な池だったわけ。
そこに周りの山から砂が流れ込んで、池の底に堆積していったんだけど、
ある時、せき止められていた池の水が決壊して、水が全部流れていってしまい、
堆積した砂の土壌が残ったというわけ。
これが現在の上高地です。
だから上高地は、そこら中の地面に白い砂が顔を出しています。
そして周りの山々に雨が降っても、雨水は岩肌を流れ、砂にしみ込み、伏流水となって
梓川にしみ出してくるので、濁らないんですってよ。


こういったお話は、上高地にたくさんいるガイドさんから聞くこともできますし、

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河童橋から歩いて5分の上高地ビジターセンターでも勉強することができます。


ここにはお土産物もおもしろいものが多いので、
ついつい長居しちゃうよねー。

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写真の展示があったり、
いろんなビデオが流れていたり、

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上高地について、ここで1日勉強することもできそう。

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お手洗いも借りられます。

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外には、現在のより一世代前の河童橋が保存されています。
せまっ、と思ったけど、これは展示上そうしてあるだけで、本当は橋の幅は現在の河童橋と変わらなかったそう。


ビジターセンターを出て、それでは本格的に歩き始めましょう。
このとき9時。まだ雨は降っていましたが、ずいぶん小降りになっていました。
by powderblueY | 2013-10-30 14:36 | 国内旅行 | Comments(0)


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