「何者」

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就職活動、いわゆる就活をテーマにした映画です。
原作は朝井リョウの直木賞受賞作なんだってね。


わたしはウン十年前に、ほんの少しだけ就職活動をしたことがあるんだけど、
電話でアポをとって、会社まで出かけて、担当者に会うというスタイルでした。


今は全然ちがうのね。
エントリーシートとか、WEBテストとか、は?それなに? って感じの連続でした。
合否の連絡だってメールで来るし、
それ以前に、Twitterでフォロー数とフォロワー数がどうとか、メールアドレスで検索してTwitterのアカウントがどうとか、
もう理解不能なんですけど。
社会にとり残された気がしましたわ。


内定が出た友達に、表面はおめでとうと言いながら、
裏では陰口を書き込んでたり、
足の引っ張り合いがすごくて、ネガティブな気持ちになりました。


うちの学区の中学は、内申点が厳しくて有名なところなので、
生徒たちはみんな、勉強を頑張ることはもちろんだけど、
提出物をきれいな字で書いて期日どおりに出すとか、
授業中は積極的に手を挙げるとか、先生に質問をしに行くとか、忘れ物をしないとか、
生徒会活動に積極的に参加するとか、
高校入試のための内申点をもらうために、すごく規律的な生活を送っているの。
見ていてかわいそうになるくらい。


そうして高校に入ったら自由な生活を送れるかというと、
ジロの高校なんかは、ものすごく自由だけど、浪人率50%以上。
現役で希望の大学に受かりたい子は、1年生のうちから予備校の現役生クラスに通い、模試を受け、
積極的に受験勉強をしているみたい。


そうして希望の大学に入ったら、いよいよ自由なのかというと、そんなこともない。
今日の映画を見る限り、就活に向けて、
なにか胸を張って「これをやってきました」って言えるようなことに精を出さなきゃいけないみたいよ。
わたしの大学時代みたいに、授業サボってバイトして夜は飲みに行って・・・じゃダメみたい。


じゃあ希望の会社に就職できたら、やっと自由なのかしら??
それがものすごくブラックな会社だったら、どうするのかしら?
今の子たちって、大変だねえ。
ってしみじみ思った映画でした。



by powderblueY | 2016-10-19 13:35 | 映画 | Comments(0)


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