その夢の意味するところは

朝、寝ぼけまなこで起きてきたはな子が言いました。

「今ねえ、夢みてたんだよ」

「どんな?」

「公文に馬で行ったんだよ」

「へ?」

「いつもは自転車で行くんだけど、今日は馬で行く日だなと思って、馬に乗って行ったの」

「乗馬なんてしたこともないのに」

「公文に着いたら、みんな馬で来てて、入り口に馬係の人がいて、
 馬を預かってきちんと並べてくれたの。
 10匹くらい馬が並んでたの」

「馬は10匹じゃなくて10頭だけどね」

「公文が終わって外に出たら、その馬係の人がいなくて、
 自分で綱をほどいて馬に乗って帰ろうとしたら、
 係の人がいないもんだから、馬がぜーんぶついてきちゃって」

「で?」

「うわっ、みんなついてきちゃった、どうしようってあせったら、
 公文の宿題を全部ばさーっと落としちゃった」

「で?」

「終わり」

「ふーん。
 その夢の意味するところは、
 つまり、公文の宿題をやりたくないってことだね」

「そうだね。わたしもそう思うよ」


朝からなんとも締まりのない会話なのでした。



by powderblueY | 2018-11-10 12:57 | 日常 | Comments(0)


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