Maldives 2019 Vakkaru ヴァッカル -35 はな子ウィンドサーフィン挑戦

のんびりと日焼け止めを塗っているはな子を急かして、
外で待ってくれていたイクちゃんに「お待たせ〜」とカートに乗り込み、
Splash へ向かいます。


はな子が言います。

「さっきネットで調べたらさあ、
 ウィンドサーフィンはボードの上に立てるようになるまで3ヶ月かかる、って書いてあったよ。
 今日1回練習したからっていっても、きっと何もできるようにはならないね」
「そうかもね。ま、期待しないで頑張りなさい」


Splash についたら16時半。
ちょうどミナオちゃん一家がボートから降りてくるところでした。
今日の午後は、タートルスノーケリングに行っていたのです。

「どうだった? カメいた?」
「いたいた!! フィンでカメをけちらすほどいたよ」
とコウちゃん。ほんまかいな。それすごいな。
ディナーの時 話聞かせてねー、と別れて、イントラさんが来るのを待っていると、
Splash のチーフであるセバスチャンが、そっとやってきました。

「今、お時間よろしいですか?」
「はい」
「昨日のことは本当に申し訳ありません。
 起こった出来事についてわたしたちに教えてくださってありがとうございました。
 こういうことが二度とないようにします。
 またぜひSplash でダイビングをしてください。他のガイドになるようにアレンジしますから。
 それに明日のサンセットフィッシングにぜひいらしてください。ご招待します」

きちんと対応してくださり、こちらとしてはもう何も言うことはありません。

「わかりました。でしたら明日の午前2本潜りたいと思いますが」
と言ったら、すぐに調べてくれて、
「OK 。ではここに8時15分にいらしてください」
とすぐに話がまとまりました。


仕事上でなにか不手際があっても、誠意ある対応で挽回し、何倍もビジネスチャンスを広げることができる。
そんなお手本みたいなヴァッカルの対応でした。

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さて、Splash の建物の中は、ビーズクッションがたくさん置かれて、くつろげる空間になっています。

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わたしがセバスチャンと話しているうちに、はな子は若いモルディビアンのイントラさんに連れられて行き、
ビーチでレッスンを受けていました。

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通訳しないと、と思って主人がついていったようですが、
早口の英語なので、主人にもわからず(笑)
はな子もわからなかったようですが、ま、なんとかなるでしょ。


まずはボードやセイルの部位の名称を教えてもらい、
砂の上で、ボード上での立ち方、体の向き、セイルの立て方など教わります。
初心者用のとても大きくて安定したボード、小さめのセイルです。


「じゃやってみよう!」

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「そうそう、そうやってセイルを上げるんだよ」

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「OK。じゃ海でやってみよう」

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透明でとっても美しい海。
こんな海で初めてのウィンドサーフィンを教えてもらえるなんて、幸せね、はな子。


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「いい? さっき一緒にやったように、腰を落としてロープを引っ張るんだよ」

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見ていたら、1回目でちゃんとセイルが上がりました。やるじゃん。
立てるまでに3ヶ月じゃなかったのかよ。


初めのうち、立ってもすぐにバランスをくずして、ぼちゃんと海に落ちていたのですが、
そのうち風をとらえて「すいすい」とまではいかないけど、「すいっ」くらいに進むようになりました。


「じゃ次は、沖に向かって行って、向きを変えて戻って来る練習だよ」


見ているわたしと主人は、ビーチで直射日光の下なので、じりじりと日焼けします。
特にわたしはスパのあと急いで来たから、日焼け止めも塗ってなくて、ほぼ素焼き状態。
椰子の木の下に退散しました。

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はな子は体力と根性だけはあるので、(しかし素直さはない)
落ちても落ちてもあきらめず、果敢に挑戦してました。
というか、本当のところは、もうやめたくてもイントラさんに
「もうギブアップです。やめたい」と言える英語力がなかったんだと思う。


セイルの向きを風に対してこうして・・・と説明されて、沖に出られるようになり、
方向を変えるやり方も説明されて、何度か海に落ちましたが、できるようになりました。


18時までたっぷり教えてくれて、
「じゃこれが最後だよ。沖まで行って、方向を変えて、戻ってきてごらん」
と言われて、言われたとおりできました。
パチパチパチ、とイントラさんの拍手をもらいました。


はな子はもうへとへとだったらしく、しかもあちこちで足を切ったらしく血が出ていましたが、
なかなかの頑張りぶりでした。
でも「明日もやる?」と聞いたら、
「もうやらん」だそうです。



by powderblueY | 2019-05-17 14:57 | 2019 Maldives | Comments(2)
Commented by たいよう at 2019-05-17 21:40 x
さすがはなこちゃん、体育会系です。根性と負けず嫌い、そして対応能力、ばっちりですね。見ながら応援していましたが、さすがな最後に拍手。素晴らしい。私もウィンド初めてやったことあるけど、やっと帆を上げて進めたのはほんの数メートル。風を読み切れず、セイルチェンジなども出来るはずもなく撃沈でした。でも、初めてなのに数メートルでも風に乗れた~という満足感は格別でした。
はなこちゃん、かなりスパルタだったようで、確かに・・次はやらん!わかる気が(爆)
Commented by powderblueY at 2019-05-19 09:10
たいようさんもウィンドサーフィンに挑戦されたことあるんですね。
すごいわ。わたしは体力はあるけど運動神経はからきしダメなので
やってみようとも思いませんでした。
見ているだけでも難しそうでした。
風を捉えて進めたら気持ちいいんだろうなー。
でもやってみようと思うだけでも若い証拠ですよね。


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